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小林よしのり
2016.9.5 00:49メディア

産経の記事は飛ばしではないか?


産経新聞で生前退位を特別立法だけで済ますと報じているが、

産経は皇統問題では「飛ばし記事」をやるから、まだ信じる

段階ではない。

本当なら他のメディアが次々に報じるはずだ。

 

産経は「朝ナマ」の竹田案がいいと思ったらしい。

男系運動に嵌って、常識がなくなっているから、多くの人が

違和感を感じた竹田恒泰の言動にも、拍手を送っていたのだ

ろう。

 

そもそも男系派にとって、「人格や人徳よりも男系の血」が

大事なのだから、竹田の下品さには関心がない。

天皇がどんなに下品でも構わないのだ。血が男系であれば。

 

加瀬英明の「天皇陛下によるクーデター」という発言だが、

クーデターは政権を転覆させることであり、安倍政権は

転覆されてないから意味が分からない。

 

男系派に共通するのは、今上陛下をなめていること、

今上陛下を嫌いなことだ。

天皇陛下に牙をむいていいと考えるのは「国民主権」に

洗脳されているからで、「国民主権」はGHQが現憲法に

挿入した皇室を破壊する罠である。

 

男系派はGHQに感謝しなければならない。

「俺たちの思う天皇像に逆らう今上はけしからん」と

言える主権まで行使しているのだから。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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